内閣府ムーンショット目標5 凍結粉砕含水ゲル粉末技術会合-KAWARUBA開催レポート
2025.9.22
2025年9月3日、KAWARUBAにて、山形大学 古川教授を中心としたムーンショット目標5(※1)関連プロジェクトの「低温凍結粉砕含水ゲル粉末による食品の革新的長期保存技術の開発」に関する会合を開催しました。
会合には、山形大学、生物系特定産業技術研究支援センター(BRAIN)、有限会社ワタミファーム、一正蒲鉾株式会社、石油資源開発株式会社(JAPEX)などの主要参画機関に加え、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、一般社団法人e-Donuts研究会、株式会社F-EAT、大和製罐株式会社、トヨタ自動車株式会社、株式会社ティーフル、合同会社カプシーヌなど多様な機関が参加しました。
当社からは水素社会に向けた取り組みをご紹介するとともに、参加者間の交流の場を設けました。特に「低温凍結粉砕含水ゲル粉末」を活用した食品長期保存技術の紹介と液化水素の冷熱利用の応用可能性や連携の展望について意見交換を行い、エネルギー分野と食品分野の融合による新たなイノベーション創出の可能性についても認識を深める機会となりました。
また、開発中の「凍結粉砕含水ゲル粉末」を活用した飲料や焼き菓子などの試食会の実施、米粉のマドレーヌや秘伝豆のスープなど、素材の新たな可能性を体感できるメニューも並び、参加者からは多くの感想や意見が寄せられました。
KAWARUBAはこれからも、産学官の連携の場として役割を果たしてまいります。
- (※1)ムーンショット目標5:内閣府 ムーンショット型研究開発制度として策定された10目標のうちの一つです。目標5は「2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食糧供給産業を創出する」を掲げています。
ムーンショット型農林水産研究開発事業 – 山形大学 ソフト&ウェットマター工学研究室(SWEL)